
素朴な疑問です、どうして概要書面を渡せないのでしょうか?
こんな質問をすると、しっかり書面交付義務を果たしている人は「なんだ、またか…」と感じるかも知れません。でも残念なことに、概要書面を交付しない人がいることは事実なのです。これは消費生活センターにとっても大いなる疑問です。「どうして渡すだけなのに、それができないのか?」と。
昨年実施したウェルカム・コールを通して、新規登録者に概要書面について確認すると、「それは何ですか?」「受け取っていない」などの回答を受けることが度々あり、そのような状況に大変危機感を覚えました。その後各スポンサーにその状況を確認すると、「あとで郵送したので大丈夫です」「渡しそびれたので、これから郵送します」と、彼らから平然とした回答を受けるケースが多々ありました。ずっと言い続けていることですが、あとではダメなんです、概要書面は登録する前にしっかりと説明して渡さないと。不交付は特定商取引法に対する立派な法律違反で、知らなかったではすまされません。理解していないのであれば連鎖販売取引というビジネスに携わる資格はありません。運転免許でも、繰り返し違反があれば停止や取消しになります。それとまったく同じことです。
また中には、何か受け取った記憶はあるものの、それが概要書面であることをしっかり理解していない方もいました。渡しただけで相手が理解していなければ意味がありません。交付の確認が取れなければ、消費生活センターは「不交付、違反1件」とカウントするでしょう。
渡さなかった、または渡せなかった背景にそれぞれ事情があったかも知れません。しかし、それは言い訳にしかならず、法律違反以外の何ものでもありません。「たかが書類ではないか」と侮っている人は大間違いで、そのような考えの人はこのビジネスに関わるべきではありません。正しくビジネスを行おうと努力している人々に多大な迷惑がかかるような、そんな理不尽なことがあってはなりません。ARIIXはそのような行為を許しません。法律を守ることはARIIXを共有する人の義務です。その義務を果たして、ゼロクレームを実現させましょう!!
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